浜松市をはじめ行政機関の皆様へ

 平素より当管理組合法人の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 2023年末頃より、プリオール浜名湖の多数の区分所有者、住民から、市役所、警察署をはじめ行政の皆様へ多数のご相談を致しましたこと、当管理組合法人としても把握しております。対応して下さった皆様に、厚くお礼申し上げます。

 皆様が親身に相談に乗って下さり、支援して下さったことで、区分所有者、住民は勇気付けられました。その結果、2024年10月24日開催の第34期第3回臨時総会を成立させ、区分所有者が意思表示を行い、全ての議案を可決しました。

 こうした行動は私的自治の原則に則ってプリオール浜名湖の運営を行う正当な行為であるとともに、ともすると人任せになってしまうマンションの管理運営に対して、関心を持ち、判断し、意思表示しなければならないことを組合員が決意したものでもあります。

 当管理組合法人は、プリオール浜名湖の問題をプリオール浜名湖だけの問題とは考えていません。このような問題はどのようなマンションでも(特に大規模なマンションであればあるほど)起こりえるものです。プリオール浜名湖の事例を行政、立法、司法のいずれにおいても生かして頂けることを深く願っています。

 また、行政の皆様もご存知のとおり、プリオール浜名湖はいまだ共用部分の正常運用に至っておりません。このような状態が許容されてしまうことは、「区分所有者がマンションの管理運営に関心を持ち、意思表示をすること」の重要さを人々が認識することに対して大きな棄損要因となります。すなわち、当管理組合の組合員のように「関心を持ち意思表示をした」としても苦難を受け続けなければならない世の中であれば、なぜ「関心を持て」と人々を諭せるでしょうか。

 行政の皆様には、プリオール浜名湖の完全な正常化に向けて、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、深くお願い申し上げます。

 また、司法関係、立法関係の皆様におかれましては、よりよい法制度の実現に引き続き尽力してくださいますよう、深くお願い申し上げます。